がんこおやじのぼちぼちでんなあ 2020年1月

雪暖冬とは言えど寒い日が続いております。私は冬の一番寒い時期に厚岸を訪れる機会が多く、当然雪の多い中をドライブします、景色も白一色で気持ちよく
「北海道はやはり白が似合うな」とブツブツ言いながら厚岸までの道のりを走っていきます。
厚岸の連中が雪の中、外で私が来るのを待っている姿にも心を動かされます。
「よく来たね、道大丈夫だった?待ってたよ。中へ入んな」と…。
最近厚岸もご無沙汰で少しさみしい感じです。またフラッと行こうと思っています。

海はバフンウニ漁も禁漁になり、12月までさよならですが、これから春先までに色々な魚が出てきます。鰤鱈鰊などなど、冬の旬魚はみんなうまい!脂が乗り何をしても最高です。中でも私はやはり氷下魚(コマイ・去年も同じようなことを書きましたが…)この魚を厚岸の人達は極寒の外で一夜干しにします。皆さんご存知のコマイとは姿が違い、頭も腹も付いている丸干しです。そのコマイを軽く炙って頭からガブリとやると、この腹がうまい!この時季のコマイはアミエビを食べているので焼き上がったコマイはエビの香りがします。
何年か前になりますが、厚岸の直売所事務所で仕事の話をしていたときの事、大将がおもむろに若い従業員に「あれ、ちょっと焼いてみろ。焼き過ぎるなよ。岡本さんコマイ知ってるよね?こっちのコマイはちょっと違うから食べてみてよかったらお店でやってみたら?」と。
焼き上がったコマイは一見イワシか何かの丸干し。「岡本さん、食べてみな」と大将と一緒にパクリ。「お!うまいじゃん。こりゃいける。早速送ってよ」と、こんな会話をしたのを覚えています。この時季になるとコマイが食べたくなります。出来上がったら送ってくれると思います。お店に来られてコマイがあればぜひ召し上がってください。

さー、がんばっかー

がんこ