がんこおやじのぼちぼちでんなあ 2020年2月

岩手県大船渡の越喜来(おきらい)漁協の及川さんより電話で「おーい、早採りわかめ使うか?」と相変わらずのぶっきらぼうな話ぶり。
「もう始まった?早いねー。使わせてもらいます。うまいもんねー。」とこんな会話。
北の人との会話は方言でわかりにくいですが、すごく人情が厚い。だからか荷物が届くのが楽しみです。あー、もう春なのかと実感します。

写真:厚岸蒸留所ホームページより

北海道の厚岸。こちらもこの時季カキがうまい!一年中生でいけますが、やはり今が一番うまい!冷たい海水で身が引き締まり貝柱の甘みと身の甘み、最高です。
『で!』このカキにウイスキーをちょろっと垂らして食べるのもまたウマイ!スコットランドにアイラ島という島があり、通の方なら「アイラモルト」とピンと来るかと思います。
アイラではこの食べ方がごく普通にあり、そのアイラの人たちが今、厚岸でウイスキー造りをしています。気候や広大な湿原、海から吹き寄せる霧等々、この似た環境の厚岸で創り出されるウイスキー、これはただ者ではない!
私もバーボンやウイスキー等が大好き。4〜5年前厚岸でいつもの連中との会話の中で「今度厚岸でウイスキーを造るらしいよ。」と聞かせれた。その時は「へー、どんなのが出来るかねー。」と軽い会話でしたが、何年かして「例のウイスキーのサンプルが出来たので送るよ。俺ウイスキーのこと全然わかんねーから。」と届いたサンプルを口に入れた瞬間「オッ!これは大変、3年でこんなものが出来た?とんでもない!」私は有頂天ですぐに厚岸に電話。「あのウイスキーなんとかなるかな?うちの店で扱いたいから。」
その電話の後ですぐに厚岸へ飛んだので連中もビックリ!何とかストックさせてもらって今少しずつお店に出しています。
通なら唸るはず、この今の牡蠣をチュルッ、ウイスキーをクイッ!いいねー。

がんこ