がんこおやじのぼちぼちでんなあ 九月

サンマ
悪い記録図梅の自然現象が続いている、北の魚も又同じ。
去年のサンマ漁は酷かった。でも、今年は少し良いぞ!豊漁だ!…とのことで小さな希望を抱き、私も毎日の水揚げ状況を見つつ仕入れをしていますが、テレビのニュースなどで「今年は豊漁!根室のスーパーではタダで振る舞う!」などと報道してしまったものだから大変!お店に来られるお客様から「今年はサンマが良いらしいね、しかも安いそうだね」とか…。
確かに去年よりは良い。だが魚体は小さく、脂のノリも良くない。そこでもう少し大きなサンマが欲しいということで「あと10g大きいものを探して」と厚岸漁協の秋元君に注文していますが、知ってる方もいると思いますが、サンマのサイズは約10g毎に分類されます。4kg箱だと20尾、22尾、24尾入りとまだまだあるのですが、当たり前ですが尾数が少ないほどサンマが大きくなります。
ここ何年か前には17尾とか18尾入りを普通に使っていました。前任の塚田君なんかは「岡本さんゴメンなさい、今日は20尾入りしかないんですわ、どうします?」と、こんなやり取りをしたのを覚えています。でも今は…。

サンマの10gの差というのは全然違います。だから秋元君が「岡本さん今は160gが精一杯。それ以上は無理みたいですよ。どうします?」どうします?って言われても無いものは無いのだから「うーん、それ以上出ないか…。しょうがない、それ2ケース送ってくれるか?」とこんな感じです。

とにかく私は大きく太ったもの!そればかりを追いかけます。当然キロ単価は高くなり、仕入れ値もかなり上がりますが、「サンマはこうでなくちゃ!刺身でも焼いても脂が乗って太くなくちゃサンマじゃない。」というのが私のプライドで私の変なこだわりです。「今年はこれでいこう…!」と自分自身では納得しています。

そしてこれからは秋サケ!こちらも又、又テレビなどで豊漁などと噂されていますが、これも同様に困ったものです…。

自然の力もこわいです。先日の北海道での大惨事。身震いします。でも、みなさん頑張っています。
少しでも早く「福興」できるよう心から祈っています。

ガンバロー、ガンバロー。

がんこ