がんこおやじのぼちぼちでんなあ 5月

そろそろ梅雨入り。私にとって1番嫌な季節。毎日じめじめ、食品の安全もかなり厳しく管理します、生もの主体なので尚更。
そんな中で『かつお』が本番を迎えます、少し前から出回っていますが「今年はかなり期待が持てる」と宮城県塩釜市魚市場のおやじ。
「本当?去年もそんなこと言ってたぞ」と電話でのやりとり。でも今の所まずます。肉質の良いものが毎日届いています。
この魚はアジなどど違って一本一本みんな肉質が違い、一度に三本届いて一本目が良かったので二本目が良いと思うとそうではない。中には通称「ゴリ」と呼ばれる肉質のものも。身全体が硬く、とて刺身には使えず。鮮度が良いから硬いのか?とも違い、1日置いても同じで色が悪くなるだけ。他にも片身が良くてももう片身が駄目などもある。
漁の船にも違いはあって、なんとか丸だから間違いないとか、このかつおは金印が付いてるから少し高いがものが良いとか様々ある。
市場のおやじに聞いても「こればかりは魚をさばいてみないとわからない」と言い返されます。アジやサバのようにブランド名が付けば間違いないのでしょうが、毎回届いて包丁を入れるまでのワクワク、ドキドキ。電話でうるさく言ってあるからおやじも理解してくれているのですが…。どうせなら少し高くてもうまいものが食べたいですよね。
これからどんどん脂も乗ってうまくなる様願っています。

さて来月は厚岸へ行ってきます。今は桜マス(本マス)の水揚げ真っ最中。来月くらいは落ち着く様なので、また素材の話をコンコンと…。奴らの笑顔が頭に浮かびます。本当にいいやつら。帰ったらまた報告します。

さあ、今日もガンバルゾー

がんこ