がんこおやじの「ぼちぼちでんなあ」3月

漁の写真
 寒い日が続きます。暖かくなったり、寒くなったりを繰り返しながら春はやって来ます。昔は何て事なかったのに年を重ね体がまなっているのを実感。

 さて、今夏は居酒屋などで見かける【ホッケ】と言う魚について…。

 私の店にもホッケの生干しがありますが、今、漁獲量が激減。乱獲やアザラシなどの捕食、また地球温暖化も原因か?何にせよホッケはいない。ロシア産の「しまホッケ」はあるが旨くはない。やはり【真ホッケ】にこだわりたい。それも700g前後のもの。

 ある日、厚岸の塚田君「そろそろホッケのストックがなくなります。稀に情報が入りますけどすぐなくなります。岡本さん、やはりあのサイズがいいですよね?」と。「あれがいいね、食べて旨いから。」私の素材への想いをわかってくれる塚田君、「とにかく探してみます。少しだけ待ってください。」

 半月くらいして「岡本さん、ありましたよ。すぐにサンプル送りましたけど開いたらダメだった場合もありますから、確認してできるだけ早く返事ください。」そのホッケが届き『大丈夫だ』と思い「あれでいけるから引っ張ってくれる?」すると「岡本さんごめんなさい。もうダメでした。全国の業者が探していますからすぐになくなります。また探します」

 一瞬間程して「岡本さん、とりあえず今から送ります。前とはちょっと違いますけど俺は良いと思うので、すぐ返事ください」そして「塚田君、今度はストックできるかな?」二日程して「岡本さん、やっと引張れました。約1tonストックしておきます。なくなりそうになったらまた考えましょう。」

 これが海の現状です。他の魚たちもいなくなってくるかもしれません。ちゃらんぽらんな私ですが、地球環境が心配です。遠い将来のことはわかりませんが、近い将来の事一人一人考えなくては普通の食材がなくなりますよ…堅苦しいこと書きました。すみません。

 1日1日大切に!

 がんこ