がんこおやじのぼちぼちでんなあ 8月

まだまだ暑い日が続きます。天気予報などでは「もう日本列島には秋雨前線が…」とか言って秋の気配を感じさせていますが、海の魚達に目を向けてみるといやはや。
全然ダメです。何がって?サンマですよ、サンマ!

私が毎日のように厚岸漁港の秋元君にサンマはまだかサンマは!と詰め寄っても辛いだろうと思い、最近のその話はしなかったのですが、もう8月も中旬を回り、いかにもと思い電話で「どうよ?サンマ」と聞くと
「すみません。いないんです」と。
「いないってロシアの水域に?」
「そう。皆空振りです。それで公海に出てる船団が少し水揚げ出来そうなんですが、現場まで3日、帰りも3日。しかも100g〜120g位だろうとの話です」
 
※ちなみに私がいつもお店で使用してるサンマのお大きさは200gアップの魚体です。

「そのサンマを港に着いて水揚げして送ったとして一番活きの良いものでも4〜5日は経っていますよ」
私も「刺身なんかじゃ全然ダメだねー。その大きさじゃ話にならないわ」
秋元君も「そうなんですよ。しかも量が少ないからセリ値がいくらつくか考えるとコワイですよ」
私も「去年は少し魚が戻ったかなと思ったけど一昨年は悪かったもんなー」
「そうなんですよ、その通り。その一昨年のものよりさらに良くないみたいですす。何せいないんですから」
「公海なんかで操業するからロシア海域にいないんじゃないの?」
それもあるかと思いますが、中国台湾なんかは以前からやってますからねー」

うーん確かに。やはり自然がどんどん破壊されているという事に尽きるのか。
秋の代名詞とも言えるサンマの塩焼き!焼いている最中でもどんどん脂が下に落ち、その脂が燃えてまっくろになってしまうほどの太ったサンマが見たい!
でもサンマに限らずこの先もまだまだ色々と変わっていき、どうなってしまうのか…。寂しい限りです。

※うまいサンマ食いたーい!

がんこ