がんこおやじのぼちぼちでんなあ 1月

雪道

お寒うございます。約33年前に関西からこの店の為に越して来た時は冬でも暖かいなと思いましたが、長年住んで慣れてしまうと寒い寒い。

厚岸漁協の塚田君から
「岡本さーん、どうも今週はやばいっす。低気圧が発生して北海道中で道が寸断されそうです。大袈裟に言うと明日から外にも出られない様な天気になります。風速30メートルくらいになり暴風雪ですよ。荷物があるなら先に送っちゃいましょうよ」
「大変だな。わかった。在庫見てすぐ電話するよ」
と、こんな会話があった。伊東でも最近雪が降りましたよね。交通は乱れて、雪道を走れなくなった人は車を乗り捨て状態に。仕込みをしていると外からチェーンを装着した車の音で「あー降ってきたのか」と雪を感じます。随分前に厚岸に行った時に塚田君達との会話で「こっちはチェーンを履いた車をあまり見ないね」と聞くと「岡本さん、こっちでチェーン履いてるのは自衛隊くらい。チェーンなんて履いてると指をさされますよ」だと。やつらは子供の頃から雪に慣れているからそんな天気でも強いのだろう。
冬に厚岸に行くと、空港からレンタカーで走行中どんどん追い抜かれます。内地から来て雪に慣れていないやつらと思われているようです。そんなこと言いながらもまた2月に厚岸へ行って来ます。雪道をブンブン言いながら。

さて、前置きが長くなりましたが、最近いつもの様に素材が無いです。本当なら今はタラの最盛期、魚ヘンに雪ですよ!その他らがもう終わり。昨年11月頃からタラがドバーッと出て来て、白子等が時期的に早く出回りました。その時は何も考えていなかったが、今思うと早かった。塚田君に「タラはどこ行った?」と聞くと「タラはもう終わりですよ、今、船はロシア海域で操業しています。早いですねもう何もかもおかしくなっていますよ」と。

自然の成り行きに付き合っていくのも大変ですが、そんな素材の話を聞きに来月来月厚岸へ行って来ます。雪の中を。またお土産話ををます。

よーしいくぜ!

がんこ