窓の外は、雪と直径10センチ以上はある大きなつらら。
ここは山形県、かみのやま温泉。
お店のお休みを頂いて、骨休めに来た。
昨年いつもの宮城県塩釜の市場のおやじさんと仕入れの話をしていると
「俺も喉に何回もポリープはできるし、心臓も良くないしダメだよな」
と弱音を吐いていた。
「おやじさん、まだまだげんきにやらなきゃ」
と言い返したが、何か気になり
「1月半ばにそっちへ行くよ。近くにいい旅館ない?」
と聞くと
「山形のかみやまだったらいいところあると思うよ」
との答え。しばらくおやじの顔も見てないし、『よし行こう!』とすぐに旅館の手配。
ちょうど大きな寒波の真っ只中、今回は雪を装填して新幹線を利用。
【予感的中!】窓の外は一面の雪、雪、雪!
その景色が美しかった。
旅館で仲居さんに聞くと、久しぶりの大雪だそうです。
次の日、レンタカーで塩釜へ。
早速いつもの寿司屋に電話。
「夕方行くから席取っといて」
なん年ぶりかなと暖簾をくぐると、おやじが笑顔で迎えてくれた、飲み食いしながらの会話楽しかった。
「ごちそうさま。また来るよ」と店を出た。
一眠りし、朝6時頃市場へ。
『早くおやじの顔見たいなー。元気かなー』と思いを馳せながら市場に到着。
おやじが手を振って迎えてくれた。
「イヤー元気元気」
二代目の息子さんも交えて仕事の話。声にも張りがあって安心した。
「おやじさん、またすぐにくるから元気で!まだまだくたばったらダメだよ」
と声を掛けて帰った。
帰りの電車の中で私はニコニコしながら「来て良かったなぁ。また来よう」とブツブツ…
『みんなみんな元気でガンバロウ!』
がんこ