がんこおやじの「ぼちぼちでんなあ」5月

 沖縄は梅雨入り。本土の梅雨入りももうすぐです。

 さて、前回のお約束通り厚岸でのお話。
「塚田君、さっき釧路に着いたよ。あと30分くらい。」
「岡本さん、やっと会えますね。」

着いてすぐ硬い握手もさっそく本題。

「どう、次の担当者大丈夫?」
「とりあえずは店長がやると思いますが…。夜、会食しながらその話になると思いますよ。」
と、話していると、ちょっとやんちゃな奴が割り込んできた。
「秋元と言います。宜しくお願いします。」「えーと岡本さん?こことは何年?なんで厚岸に?」
と質問攻め。

「(こいつか?今度の担当者。面白そうな奴だな)こことはもう十何年。最初はサンマ。鮮度のいいでかいサンマを探してここに辿り着いた。当時は大将にとても世話になった。等々、ガンコおやじの話を秋元君はニコニコ興味深そうに聞いてくれた。

 夜にはいつもの寿司屋に。そして大将との再会。
(感動したねー。やっとこいつと会えた。)大将も同じ目。抱き合い喜びの訳のわからない言葉が飛び交った。そしてみんなでわいわい盛り上がる中、「結局オレの面倒だれが見るのよ」
すると店長が「オレでもいいけど、この秋元に通してくれたらいいよ。こいつはセリ場の免許も持ってるし、魚詳しいから。」
(やっぱりそうきたか。)
そして秋元君、「岡本さん、オレ頑張りますから!」と大きな声でハキハキ。(好感持てます。)
塚田君も「秋元君なら大丈夫」大将もうんうんとうなずいている。
「秋元君、それじゃ頼むね。オレあんまり気を使われるの好きじゃないから、普通でいいよ。気を使い過ぎると頭ハゲるぜ!」と笑いを誘いながら握手。
「おまえの事なんて呼べばいいんだ。アッキーてな顔してないしな。秋元って呼び捨てでいいよな。」「それで十分です。ありがとうございます。」
(いい奴そう。長い付き合いできるかな…。)

 今、毎日のように秋元君に電話しています。「また岡本さんから?」なんて面倒くさいと思わないでくれよ…。

 あ、少し魚の話。今年はどうもカツオがかなりいいみたいです。この次は、そのカツオの話少ししたいと思います。

「秋元君これから宜しく。」

がんこ