がんこおやじのぼちぼちでんなあ 10月

田んぼの稲穂が頭を垂らし、山に目をやると木々は色づき始め、秋の風が気持ちいい。

お久しぶり、がんこです。
約1ヶ月半の休業からのスタート。毎日が退屈の連続でした。庭の手入れをし過ぎ、顔や手足は真っ黒。でもやっと本来の仕事ができる。ありがたい。本当にありがたい。

さぁて、お仕事の話し。素材ですが・・・ますます良くない。この間某新聞の一面を埋めたのが『気候危機』を訴える若い女性の記事でした。読むと「ああ、日本にも声をあげる人が出てきてくれたんだ。もっともっとその声が大きくなると良いな」と思います。このままの状態が続くと自然はきっと!

記事には国会の参院別室で彼女が「私は皆さん方大人に『あなたたちの未来はと命はない』と宣言されたように感じました。絶望しました。もっと真面目に考えないと地球規模と言っても既に気候危機が日本を襲っているのです!」と訴えた。

その通り!先日やっと厚岸の塚田君と仕入れの話が出来る様になりました。お互いに会話は尽きないが、本題の「サンマは?」「駄目ですねー」「秋鮭は?」「それも良くない」と笑うしかない。「ウニも駄目なんだって?」と塚田君に聞くと泣きそうな声で「90%以上が駄目。ウニ部会のダイバーが潜ったら海底はウニの死骸で真っ白だったらしいです。つぶ貝も襟裳が日本で一番出荷が多いんですが、そこもやられているそうで、やっぱり赤潮が原因らしい。水温ですね。情けないというしか・・・」
私も聞いていて声が詰まりそうになりましたが、「塚田君、悪い事ばかりじゃないから」と声をかけました。

「素材はすごい!」と言えるのがなかなか無いのが現状です。でも、その分このがんこが一生懸命仕事します!

よーし、行くぜー

がんこ